私は、短大1回生の夏休み
近くのボーリング場の喫茶でバイトしていました
ボーリングが全盛期のころで
プロボウラーの中山律子さんがいらして
私は会えなかったんですが
サインだけいただいたことがありました( *^▽^)
そのボーリング場のフロントにいたNさんが大好きで
Nさんは私より3才くらい年上だったと思います
私は好きになっちゃうと
一人でそっと恋心を秘めて....
ってのが出来なくて
好きです!とはストレートには言わないけれど
まわりにも本人にもすぐわかってしまうくらい
気持ちを態度で表してしまいます
Nさんとはシフトがすれ違いだったのですが
一度だけ私が、バイト終わって帰るころに
なぜかNさんが車でやって来て
伊丹空港へ連れて行ってもらったことがあります
お兄さんのようにやさしいNさんが
ほんとに大好きでした
夏が終わって、それ以上進展も何もなく
次の冬休みもそこでバイトをするのが
とても楽しみでした
ところが
母親とは鋭いもので
私の気持ちに気がついて
高卒だったNさんとのことを
猛烈に反対されました
反対ってのもおかしなもので
何にもないのに
それをいくら説明しても
今度会ったらもっともっと
離れられなくなる
そうなってからでは遅いと
バイトに反対する母を説得するのも疲れて
結局それっきり
バイトも行かずNさんとはさよならでした
そして幼稚園教諭になって1年目の
すごい雨の日
就職が決まったことを、年賀状で知らせていたようで
そのNさんから、幼稚園に電話がかかって来ました
2年ぶりの懐かしい声でした
近くまで来てて
私の幼稚園が近くなのを思い出したって
迎えに行くからって
もううれしくて仕方ないのに
ふと自分の格好を見たら
その幼稚園は
駅からな~んにもない所を
20分ほど歩かないといけなくて
ひどい雨だったので
汚れても良いような格好で
出勤していました
とても好きな人に会えるような格好ではなくて
今日は用事があるからって
断ってしまいました
あとにも先にも
Nさんからの連絡はそれっきりで
あの時会っていれば
何か変わっていたのか
ただお茶してばいばいだったのか
解りませんが
懐かしい事を思い出しました